1. 調号を解く

●調号
#は5度積み、bは4度積み
Minorならそのm3下

●Majorか、Minorか。
スタート音と最後の音で決める。
終止のソプラノは根音が望ましい。
開始、終止、途中終止の音とその前後を見る。
Ⅴを見て、次の解決音を確認する。
調号からⅤを確認する。

マイナーの3音は半音上げのメジャー記号漏れ注意。
音の追いかけ思考は常にⅠ|Ⅳ|+Ⅴで考える。(NG=Ⅰ|Ⅲ|Ⅴ、ドミソ、CEG=NG)
!暗記!
14+5=ドファ+ソ 、レソ+ラ、ミラ+シ、ファシ+ド、ソド+レ、ラレ+ミ、シミ+ファ
 14+5=CF+G、DG+A、EA+B、FB+C、GC+D、AD+E、BE+F

14+5:語呂暗記
ドファ+ソ
レソ+ラ:レーソー(冷ソーメン)、レーラー(冷ライス)
ミラ+シ:ミラ、ミシン
ファシ+ド:ファシズム
ソド+レ:ソード、ソーレー(ソーメン冷)
ラレ+ミ:ラーレー(ライス冷)、ラーミー(ライスミドル)
シミ+ファ:シミ、シファ(ワ)


2.コード譜を解く

●スタートはⅠ、終止はⅠ、Ⅴ、Ⅵ
●課題の上に数値を書く。
●コードを決める

バス
1=Ⅰ、Ⅳ64
2=Ⅱ、Ⅴ64
3=Ⅰ6
4=Ⅳ、Ⅱ6、(Ⅴ7)
5=Ⅴ、Ⅰ64
6=Ⅵ、Ⅳ6
7=Ⅴ6

!暗記! 
1=14
2=25
3=16
4=245
5=15
6=46
7=5

ソプラノ
1=Ⅰ、Ⅳ、Ⅵ
2=Ⅱ、Ⅴ
3=Ⅰ、Ⅵ
4=Ⅳ、Ⅱ、(Ⅴ)
5=Ⅴ、Ⅰ
6=Ⅵ、Ⅱ、Ⅳ
7=Ⅴ
!暗記! 
1=146
2=25
3=16
4=245
5=15
6=246
7=5
バスもソプラノもほぼ一緒。

転回ルールから上記となる。

●基本はカデンツ(ケーデンス)
 1. カデンツ第1型(K1) T-D-T
 2. カデンツ第2型(K2) T-S-D-T
 3. カデンツ第3型(K3) T-S-T

TDT=ⅠorⅥ|Ⅴ|ⅠorⅥ
TSDT= ⅠorⅥ|ⅡorⅣ|Ⅴ|ⅠorⅥ
TST=ⅠorⅥ|ⅡorⅣ|ⅠorⅥ
これだけしかありません。

第一転回系はⅠ |Ⅱ |Ⅳ |Ⅴしかありません。
さらに第二転回系はⅠ| Ⅳ |Ⅴしかありません。

Ⅰ64の先行はSです。
すなわちⅡかⅣしかありません。
Ⅰ64=Ⅴへの前提(S―Ⅰ64-Ⅴ)としてのみ使用される。また、経過音もあり(Ⅳ-Ⅰ64-Ⅳ)

V64の先行はⅠです。
Ⅳ64の先行もⅠです。
Ⅳ64は冒頭と終止。
Ⅳ6は終止では使わない。

終止では、Ⅰ64を使い、Ⅰ64|Ⅴ|Ⅰで終止音飛びを防ぎ、終止感を出さなければいけません。
※先行はSです。終止でのバス課題は簡単ですが、ソプラノ課題の時、第二音が使われているならそれはもうⅡしか選択はありません。

終止では、滑らかにソプラノは音飛びは避けなければいけません。
そのため、ソプラノから埋めていくことを考えて、中埋めする。

終止では、開蜜を揃えなければいけません。

V7コード
・冒頭と終止では7thは使わない。
・Ⅴ7|Ⅰへはどちらかが不完全となる。
・Ⅴ7|Ⅵへは基本形の完全系のみ
・Ⅴ7の重複はすべてバス
・7thは2度下のⅠの3音へ
・導音の3音は主音へ
・5音は主音へ
・転回系はⅠも含め全て完全系のみ
※Ⅰ転回の後のⅤ7は上三声の主音は7thへ下行。
転回の前から終止までは上三声の跳躍禁止。


第零転回=7→Ⅰ、Ⅳ
第一転回=65→Ⅰ
第二転回=43→Ⅰ、Ⅰ6
第三転回=2→Ⅰ6


3.バスとソプラノを解く

●ソプラノ課題

ソプラノ課題のバスはコードを決めても、上記も参考と注意して、基本ソプラノの動きに反行させて、コードを転回させる。 
Ⅰ64|Ⅴ7の場合、主音は導音へ下降。

重複にも注意する。転回も暫定的で、後でいくらでも手詰まりになる可能性ある。


●バス課題

終止のカデンツから開蜜を揃えて記入していく。ソプラノは滑らかに音飛びは避けながら、基本バスに反行させる。

コード決めの時点で、いくつか考慮するため、上記も参考と注意。

共通音はアルト、テナーに持っていくことで禁則回避

4.中埋めを解く

●禁則回避法
保留音、隣の音に1音ずれが一つあるなら、他は1音以上離す。

共通音はアルト、テナーに持っていくことで禁則回避


マイナーの3音は半音上げのメジャー記号漏れ注意。

音の追いかけ思考は常にⅠ|Ⅳ|+Ⅴで考える。(NG=Ⅰ|Ⅲ|Ⅴ、ドミソ、CEG=NG)
!暗記!
14+5=ドファ+ソ 、レソ+ラ、ミラ+シ、ファシ+ド、ソド+レ、ラレ+ミ、シミ+ファ
 14+5=CF+G、DG+A、EA+B、FB+C、GC+D、AD+E、BE+F

 基本バスに反行させる。

●重複
転回なし基本バス、Ⅵのみ根音+第3音
第一転回は基本バス以外(Ror5)、Ⅱバスのみ(3)
第二転回はバスと根音(5orR)、Ⅰバスのみ(5)

先に、ソプラノとバスを配置すると、保留音を考慮した場合や無理がある場合が生じるので、ソプラノとバスは都度動かして、保留音を優先する。
2個1つで考え、次のコードとセットで考える。

●禁則 5度、8度重複

1音ズレ進行。
バスとソプラノが同音が続く。

なんか斜め同方向が続くなー
音が飛びすぎたもの、離れすぎたもの
ドミナントモーション

●弾いてみる。
バスはコード記号を見てユニゾン又は、ユニゾンに5度を追加。楽譜はソプラノだけ追いかける。右手の和音で無理な指は無視する。ポップス弾きと言うやつです。
伴奏弾きでは、オルガン、エレクトーンは足でバス、左手コード、ピアノは左手でボーンとオクターブ下をサスティーンでバス弾き、オクターブ上でコードを弾きます。

そこにはやはり禁則を気にしていたら弾くことすらままならないでしょう。弾くときは禁則はあまり気にしない方が良いと思います。指が届かないケースが多いw